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住友化学、過去最悪の赤字見通しで危機レベルへ - 人員4千人削減を進める


住友化学は2024年3月期の純損失見通しが過去最悪の3120億円と発表し、再建に向けて積極的な施策を打ち出しています。これには4千人の人員削減や不振子会社への出資比率引き下げなどが含まれています。同社の岩田圭一社長は経営戦略説明会で「極めて大幅な赤字」「危機レベルの数値」と切迫感を表明しました。

これにより、同社は2024年3月期の純損失見通しを、従来の2450億円から3120億円に上方修正しました。この動きは、過去最悪の業績に直面する同社が、経営再建に向けて真剣な取り組みを始めたことを示しています。

再建策の一環として、同社は4千人の人員削減を進めるとともに、不振の子会社に対する出資比率の引き下げも検討しています。これにより、経営資源を集中し、事業の効率化や収益性の向上を図ることが期待されています。

なお、住友化学はこれまでにも経団連トップを輩出した実績を持つ企業ですが、今回の極めて大幅な赤字を受けて、抜本的な立て直しを迫られています。今後の同社の動向に注目が集まります。

 

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