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GWでの消費予算はどれくらい?大幅な賃上げにもかかわらず、物価高や円安の影響が顕著

春の大型連休、ゴールデンウィーク(GW)における消費予算の動向が注目されています。新型コロナウイルスの感染が落ち着いてきた中、予算は前年比で増加しているのでしょうか、それとも減少しているのでしょうか。

民間調査会社であるインテージが行ったインターネット調査によると、新型コロナの影響が少なくなった2023年のGW予算は前年比1.7倍の2万7870円と大幅に伸びました。しかし、24年は2万7857円で前年並みにとどまり、大幅な増加は見られませんでした。特に、大手企業を中心に行われている賃上げの傾向にもかかわらず、物価上昇の影響が大きく、予算の増加にはつながりませんでした。調査によれば、予算を増やした理由としては、外出や人との交流機会が増えたことが最も多く、次いで物価の上昇や円安の影響が挙げられています。

一方、予算を減らした理由としては、物価の上昇や円安の影響が最も多く、次いで給料の増加が見込めないことや、遠出をしない傾向が挙げられました。GWの日程に関しては、飛び石連休であることが予算の減少理由にはあまり影響していないようです。

給料増減とGW予算の関係性を見ると、給料が増える見込みがある人の中でGW予算を増やす人は約33.7%でした。しかし、給料が増える一方でGW予算が変わらないと回答した人が半数以上を占めており、賃上げが実施されても慎重な消費態度が取られていることがわかります。

GWの過ごし方については、自宅で過ごすことが最も多く、次いで外食やショッピングが挙げられました。国内旅行を選択する人もやや増加しており、平均予算は前年比で約1万円の増加が見られました。これには、「我慢していたから」という前向きな意見もありますが、宿泊やガソリン代などの価格上昇が影響しているという意見もあります。

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