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日経平均が470円高で取引終了、決算発表が市場をけん引


東京株式市場において、日経平均株価は前営業日比470円90銭高の3万8405円66銭で取引を終え、続伸の動きを見せました。この上昇は、国内連休中の米国市場での株高の流れを引き継いだものです。特に決算発表シーズンが本格化し、個別物色が目立っています。

日経平均は377円高でスタートし、一時673円高の3万8608円17銭にまで上昇しました。この上昇には、米株高の他に日米の長期金利の低下も好影響を与えました。特に、ハイテク株比率の高いナスダックやフィラデルフィア半導体指数(SOX)の上昇が追い風となり、指数をけん引しました。

日銀が政策の現状維持を決めたことにより、円安基調が継続する見通しとなり、これが輸出株の支えになりました。大型株の物色も目立ち、過度な警戒感が後退し、海外勢の買いが入ってきたとの声もありました。

ただし、後場になると日経平均の伸び悩みが見られました。市場では、連休の狭間の上、米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて一方的な上昇にはならなかったとの見方があります。決算の見極めが続き、しばらくはもみ合いが続く可能性が指摘されています。

一方で、TOPIXは2.11%高の2743.17ポイントで取引を終えました。東証プライム市場指数も2.11%高の1411.88ポイントとなりました。プライム市場の売買代金は5兆6678億1900万円でした。

決算を手がかりにした個別物色は活発化し、三菱電機などが市場予想を上回る利益見通しを示し、上場来高値をつける銘柄が相次ぎました。商船三井は減益予想ながら市場予想を上回り、大幅高となりましたが、アドバンテスト日東電工は売られるなど、個別の動きも見られました。

新興株式市場では、東証グロース市場指数が0.43%高の647.4ポイントと続伸しました。

最後に、東証プライム市場の騰落数は、値上がりが1374銘柄(83%)、値下がりが247銘柄(14%)、変わらずが30銘柄(1%)でした。

このように、株式市場では決算発表や米国市場の動向に注目が集まり、個別の銘柄においても活発な取引が行われました。

 

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