ニューヨーク株式市場の最新動向
2024年5月15日のニューヨーク株式市場で、ダウ平均株価（30種）は前日比349.89ドル高の39,908.00ドルとなり、過去最高値を更新しました。これは、2024年3月28日に記録された以前の最高値（39,807.37ドル）を約1か月半ぶりに超えたことになります。株価の上昇は2営業日連続で続いています。
インフレ懸念の緩和
5月15日に発表されたアメリカの4月の消費者物価指数（CPI）の伸びが鈍化したことが、市場に好影響を与えました。この結果、インフレの長期化に対する懸念が和らぎました。これにより、米連邦準備制度理事会（FRB）が早期に利下げを開始するとの期待が高まりました。
IT銘柄の急騰
特にIT大手のセールスフォースやマイクロソフトなどの銘柄が大幅に値上がりしました。これらの企業は、利下げの恩恵を受けやすい業界とされており、投資家からの注目を集めています。
ナスダック総合指数とS&P500も最高値を更新
IT企業の銘柄が多いナスダック総合指数の終値は231.21ポイント高の16,742.39、米国の主要約500銘柄で構成するS&P500の終値は61.47ポイント高の5,308.15となり、いずれも過去最高を更新しました。
まとめ
今回の株価上昇は、消費者物価指数の伸び鈍化とFRBの利下げ期待が大きな要因となっています。特にITセクターの企業が大きな恩恵を受け、ダウ平均株価、ナスダック総合指数、S&P500が軒並み過去最高値を更新する結果となりました。投資家は引き続き市場の動向に注視する必要があります。
