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日経平均大幅安:長期金利上昇で警戒感強まる

5月30日、日経平均は前営業日比600円超安の3万7800円台。写真は都内で2月撮影(2024 ロイター/Issei Kato)

日経平均、600円超の下落

日経平均株価は前営業日比600円以上の下落となり、37,800円台で推移しました。一時、939円安の37,617円00銭の安値をつける場面も見られました。世界的な長期金利の上昇が背景にあり、投資家の警戒感が強まっています。

主力株の影響

指数寄与度の高い主要株であるファーストリテイリング東京エレクトロンアドバンテストソフトバンクグループが軒並み大幅に下落し、日経平均の重しとなっています。特に、アドバンテストの株価は6%以上の下落となり、5,300円台に落ち込みました。半導体関連株は全般的に大幅安となっています。

米国株市場の動向

29日の米国株式市場では、米半導体大手エヌビディアの株価が0.80%以上上昇しました。フィラデルフィア半導体SOX)指数が1.85%下落する中、エヌビディア株は逆行高となる展開を見せました。市場では「AIはエヌビディア1社でいい」との見方が強まっており、以前のような連想買いの動きが見られなくなっています(国内証券ストラテジストの声)。

東証株価指数TOPIX)の状況

東証株価指数TOPIX)は1.10%安の2,710ポイント台で推移しています。東証33業種中、電気・ガス、電気機器、卸売、非鉄金属、鉱業など31業種が値下がりしました。一方で、倉庫・運輸関連、パルプ・紙の2業種は値上がりとなっています。

 

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