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新NISA時代の高配当株投資ガイド:成功への5つの注意点

新NISAが始まり、多くの人が株式投資に関心を持ち始めました。成功するためには経験、忍耐力、そして知識が欠かせません。この記事では、児玉一希さんの新著『高配当10倍株投資 「高利回り×高成長」で資産を4倍速で増やす!』を基に、高配当株投資の注意点を紹介します。

キャピタルゲインインカムゲイン

株式投資で得られる利益には、大きく分けてキャピタルゲイン(株価の値上がり益)とインカムゲイン(配当金)があります。安定した配当を得るためには、インカムゲインを狙った高配当株投資がおすすめです。しかし、配当利回りが高い株式にはリスクも伴います。

高配当株投資の際に注意するべき5つのポイント
1. 業績の頭打ちに注意

株価が伸びるためには、企業の業績が伸び続けることが重要です。たとえ高配当株であっても、売上や利益が頭打ちになると株価が下落し、配当の減額リスクが高まります。例えば、スリーエム(MMM)は長年増配を続けてきた企業ですが、近年は売上が伸び悩み、株価も大幅に下落しています。業績が前年を上回る企業に投資することが望ましいです。

2. 借り入れの返済能力を確認

財務状態も重要です。有利子負債が多い企業は、金利上昇時に利息負担が重くなり、株価下落のリスクがあります。有利子負債倍率(有利子負債-現預金)÷(営業利益+減価償却費)が1倍未満であれば、返済能力に余裕があると言えます。

3. 異常に高い配当利回りに注意

異常に高い配当利回りは、株価の急落を示している可能性があります。配当利回り10%を超える銘柄は注意が必要です。利回りの高さだけで投資を判断せず、その背景をよく調べましょう。

4. 時価総額の低い銘柄は注意

時価総額の低い銘柄は、大口投資家の関心を引かないため、株価が上がりにくい傾向があります。長期的に株価が上がるためには、時価総額がある程度大きい企業に投資することが重要です。

5. 一時的な業績好調は続かない

一時的に業績が好調でも、それが長続きしない場合があります。例えば、海運株は一時的に運賃の高騰で業績が上がりましたが、その後、運賃が下がると配当も減少しました。一時的な業績好調に依存する企業は避けるべきです。

まとめ

高配当株投資にはリスクが伴いますが、適切な銘柄選びとリスク管理によって安定した収益を得ることが可能です。この5つのポイントに注意しながら、長期的に安定した配当を目指しましょう。新NISAを活用して、賢い投資を行いましょう。

 

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