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Tポイントと統合した新Vポイント、携帯4社の経済圏と競り合えるか

携帯電話市場における競争は、新たな局面に入っています。様々な要因により、携帯電話会社が売り上げを伸ばすのが難しくなっています。その中で、ポイントを活用した「経済圏ビジネス」が注目されています。一方で、このビジネスに「異」を唱える新たなポイントプログラム「Vポイント」が登場しています。

 

Vポイントは、三井住友フィナンシャルグループとその傘下企業が展開しているポイントプログラムです。これまでのポイントプログラムと異なり、特定の経済圏に属さず、全国のVisa加盟店で利用できる点が大きな特徴です。この特色を活かし、幅広い店舗での決済にポイントが利用できることがアピールポイントとなっています。

 

なぜVポイントが経済圏ビジネスから距離を置こうとしているのか。それにはいくつかの理由が考えられます。まず、経済圏ビジネスへの依存がマイナスに働くことを経験したことが挙げられます。例えば、Tポイントはかつて経済圏ビジネスを支える存在でしたが、ソフトバンクの戦略転換により存在感が低下しました。そのため、Vポイントは経済圏ビジネスに依存せず、幅広い利用を目指しているのです。

 

新たなVポイントの登場により、携帯各社のポイントプログラムとの競争が激化することは必至です。どのポイントプログラムも利用者の心を掴み、継続利用を促すために工夫が必要です。経済圏ビジネスとの共存を模索しながら、利用者のニーズに応えることが求められます。

 

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