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スケールAIの共同創業者、アレグザンダー・ワンが再びビリオネアの地位を獲得

サンフランシスコを拠点とするスケールAI(Scale AI)の共同創業者、アレグザンダー・ワン氏が、再びビリオネアの地位を取り戻しました。2021年に25歳でフォーブスの長者番付に初登場し、自身で10億ドルの富を築いた世界で最も若い起業家として知られていましたが、その後の1年間でスケールAIの評価額が急落し、ビリオネアの地位を失っていました。

しかし、スケールAIは米国時間5月21日に138億ドル(約2兆2000億円)の評価額で10億ドル(約1570億円)を調達し、ワン氏の資産は20億ドル(約3140億円)に達したと推定されています。彼の資産は、2022年5月にスケールAIが73億ドル(約1兆1000億円)の評価額で調達を行った際の約2倍に上昇しました。

現在27歳のワン氏は、世界で最も若いセルフメイドのビリオネアの地位を保持しています。彼の次に若いセルフメイドのビリオネアはDoorDash(ドアダッシュ)共同創業者のスタンリー・タン氏(31歳)であり、彼と共に同社を設立したルーシー・グオ氏(29歳)は、DoorDashを離れた後、ベンチャーキャピタルのバックエンド・キャピタルを共同創業し、クリエイターのためのWeb3プラットフォームのPasses(パッシーズ)を立ち上げました。

スケールAIは、自動運転車のAIやChatGPTのような大規模言語モデル(LLM)の学習に必要なデータのラベル付けサービスを提供しています。同社は2019年のシリーズCラウンドで初めてユニコーンの地位を獲得し、その後もシリーズD、シリーズEと評価額を上げてきました。

21日に発表された今回のシリーズFラウンドは、既存出資元のアクセルの主導によるもので、スライブ・キャピタル、エヌビディア、インテルAMDの投資部門なども参加しました。

アクセルのパートナー、ダン・レヴィーンは、スケールAIがAIのためのデータの可能性を解き放つことに焦点を絞ってきたと述べ、「今日の業界の主要な進歩はすべて、彼らのデータエンジンが中心にあったからこそ可能になった」と語りました。

ワン氏も21日のX(旧ツイッター)の投稿で、「スケールAIは、データの最前線を加速させ、汎用人工知能への道を開くための絶好の場所に居る」と語りました。

この記事は、スケールAIの共同創業者、アレグザンダー・ワン氏が再びビリオネアの地位を取り戻したことを報じています。同社の成長と今後の展望に注目が集まります。

 

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