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4月の消費者物価指数:歴史的物価高は収まりつつあるのか?

消費者物価指数の伸びが落ち着いてきた

2024年4月の消費者物価指数(CPI)は、値動きの大きい生鮮食品を除く総合指数が107.1となり、前年同月比で2.2%上昇しました。この上昇は32カ月連続で続いていますが、伸び率は鈍化傾向にあります。総務省が発表したデータによると、前月の2.6%から0.4ポイント縮小し、2カ月連続での鈍化となりました。

物価上昇の要因と動向

2023年1月に4.2%に達した物価上昇率は、3%台を経て、2023年9月以降は2%台が続いています。物価全体を押し上げている主要因は食料品(生鮮食品を除く)であり、4月も3.5%の上昇を記録しました。特に、せんべいや米などの穀類は5%以上の伸び率を示しており、不作による影響でオレンジジュースも約3割値上がりしました。

食料品価格の動向

昨夏に9%を超える伸び率を記録した食料品価格は、現在では3%台に落ち着いています。これは、原材料費の高騰や円安による輸入コストの増加を価格に転嫁してきた企業が、一定の利益を確保したため、値上げ幅を縮小しつつあるためと考えられます。

今後の見通し

歴史的な物価高は収まりつつあるように見えますが、依然として物価上昇は続いています。今後も企業の価格設定や経済政策の動向が注目されます。消費者としては、引き続き賢い消費を心掛けることが求められます。

 

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